別れ話

21日電話とメールでケンカして、いろいろなことが溜まってぷつっときて、その時に彼に電話とメールでさようならを告げた。彼は断固として「別れたくない、いやだ」の一点張り。それ以前に、今日会う約束をしていたし、ちゃんと会って話がしたいと言われたので会った。何事もなかったかのように「晩御飯あるしうち来ればー?」と言い、ちょっとぎこちないまま私の家で話した。
「…で、どうなん?別れんやんな?」と聞いてきた。ケンカの原因は、ずーっと逃げてた会社に内定辞退の電話をしたときに人事の人がかけてくれたあたたかい言葉に思わず泣いてしまったというを話した時に、信じられない言葉を投げられたこと。彼は今までもぐさっと胸を突く言葉を言うことが何度となくあった。「なんでそんなことを平気で言えるん!?」というケンカがしょっちゅうあった。例えばすごく悩んでいるとき、悲しいことがあったとき、彼の言葉で、余計落ち込んだりすることがある。センパイや男友達がかけてくれる言葉にすごく救われて、「あーこういうこと言ってくれるのがどうして彼じゃないんだろう」と思っていた。それが彼なら、もっと嬉しいはずなのに。
「一緒にいて楽しいときはすごく楽しいけど、それだけじゃあ友達と一緒でしょ?『すごく嬉しくて、こんなことがあったんだよ』という話をしたときに、『それ自慢?』とか言われたら何にも話せない。悩んでるときに冷たい言葉を言われたり、もう傷つきたくない。もうあなたとは付き合えない」と伝えた。
彼が私のことを好きだというのは本当に痛いほどわかる。彼は不器用だから、思わず意地張っちゃってついトゲのある言葉をいってしまうこともわかる。それでも、もうこんな想いは繰り返したくなかった。何度も「ちゃんと大事にするから」と言われたけど、もう決めたから、とだけ言った。「そっか・・・じゃあお別れかぁ…今までほんまに楽しかったよ、ありがとう」と言われたときに、つけていたラジオからタイミングよくTSUNAMIが流れた。
バイバイをするとき、「やっぱりいやだ。別れたくない。つい強がったり意地張ってひどいことを言ってしまっていたのは自覚してる。だから、素直になるから、ちゃんと変わった俺を見て。このまま別れるなんて悔しい。」とずっと言われたけど、「あなたこのことを好きな気持ちに嘘はないけど、だからこそあなたには傷つけられたくないから。もうムリだよ。」ということを話して、帰った。あれだけ落ち込んで悲しそうにする彼は見ていられなかった。それでも、私は今までのことが積もって決めたことだったから、突き放した。
「一ヶ月でいいから一緒にいてください。変わった自分を見てほしい。それでわかの決意が揺るがないならそれでいい、その時は諦めるから一緒にいてください。」とメールがきた。きっと私はこれまでと同じように、「…わかった。これで最後やから」と言い彼を許してしまう。