私にとって、おそらく人生の転換期だった。 24才に過ごしたこの肌寒い春先は、忘れられない季節になりそうだ。
近所のカフェで、4年と少し付き合った彼に、別れよう、と伝えた。泣かない、と決意したのに、目頭を赤くさせている彼を見た途端、涙があとからあとから頬をつたった。わかが泣かんといてよ、と言われて必死にこらえた。 一人で決意して、何の予兆もなく突然…
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